ʻANOʻANO LIFE ♯6 / Tane
色の世界とネーミング TOMOIRO
今年からフュージングアクセサリーを本格的に制作、販売をするにあたって、ブランド名を考えていました。
そして心に浮かんだのは、2つ上の姉のこと。
姉は小さい頃から絵が好きで、いろんなジャンルの絵をたくさん描いていました。
私は姉の絵のセンスやアイデアがとても大好き。
大人になってからは、個展を開催したり、いろいろなコンクールで入選したり、お店のロゴマークや名付けを頼まれたり。
毎年オリジナルのカレンダーも作ってました。
2001年のあの日まで。
あれから長い月日が過ぎ、私の中では姉との時間が止まったまま。
生前の姉は、カラーコーディネートの資格を取ったり、色を組み合わせたボトルで人の心の状態をみるカラーセラピーなどに興味があったよう。
30個ほどのたくさんのボトルから、私も自分のボトルを選んだ記憶があります。
その時、色の世界の美しさに感銘を受けたのを思い出します。

色見本を作ってみよう!
姉が当時使っていた屋号は “より色”
ああ〜〜それ!
「とも色」
マウイ島の美しい自然と色の世界。
私の作る作品を通して、
共に
“友”に
みんなと色を共感したい。
姉との時間がまた動き出したような、姉がそばに居てくれているような気がしました。
私には姉のような絵の才能はなかったけれど、違う表現で色を創り出すことができる。
ステンドグラス
ステンド硝子
フュージング
これから自分が創り出す作品にワクワクしてる。
姉も応援してくれる気がします。
- 入れる前はどういう仕上がりになるのか? ドキドキ!
- 自分が思っていたイメージと違うのもまた楽しみのひとつ。
そして、姉が生前作っていた絵のカレンダー。
姉が亡くなってからは、姉の旦那さんが引き継いで無償でみんなに配っています。
毎年楽しみにしてくれている人も多いのです。
姉の絵は心が温まるような、 見る人の心を引き寄せ、印象を残す作品が多いです。
亡くなってからも愛されています。
私も姉が描いた絵をマウイ島の家に飾っていて、 今でも元気をもらっています。
私もそんな作品を作って、たくさんの人に喜んでもらいたい。
ガラスにマウイ島の砂を入れた作品は、私のオリジナル。
他にもいろんなアイデアが浮かんできて、楽しくて楽しくて (笑)

マウイ島の砂が入ったペンダントトップ。あなたはどれが好き?

幸せな時間。

みんな違っていい。どれも好き。
心を込めて作った作品ばかりです。
友色(TOMOIRO)
マウイから、いつか貴方のもとにも届きますように。
Tane
1973年生まれ。三重県出身。
1997年にワーキングホリデーで訪れたオーストラリアにて、アメリカ人の夫と出会う。 2013年、家族でハワイ州マウイ島に移住。 4人の男の子を育てながら、ステンド硝子やフュージングの作品制作を行う。 ステンド硝子講師。