ʻANOʻANO LIFE ♯16 / Tane
日本の味を手作りで2

マウイ島に帰ってからのお楽しみ❤︎ 熟成中の麦味噌。
皆さんこんにちは。
7月に入りましたね。
私たち家族はただいま日本に里帰り中ですが、マウイ島に帰るまで早くも2週間を切りました。
さて、
昔から日本人には馴染みのある食材、大豆。
今回は前回の納豆に続いて、同じく大豆から作る味噌の話です。
マウイ島で暮らすようになる前から、日本でも味噌を手作りしていました。
きっかけは、友達が主催する味噌作りのワークショップに参加したこと。
それまでは、味噌はお店で買っていて、なるべく添加物の少ない物を選んではいましたが、自分で作るという感覚はありませんでした。
でもいざ作ってみたら意外と簡単。自分で作った味噌は美味しくてくせになる味でした(笑)
そんな衝撃を受けて以来、味噌は手作りで現在に至っています。

作った味噌は、表面にカビが生えるので、カビを取って塩を振り、常温で置いておきます。

私の地元は赤味噌が主流なので、主に赤味噌を作っています。

日本の地元、東海地方のスーパー。赤味噌が主流です。

こちらはマウイ島。スーパーでお味噌が売っています。

ハワイで作られているお味噌。
マウイ島で味噌を作る時は、オーガニックの大豆を選んで作ったり、黒豆やひよこ豆で作ったり、豆麹も作ってみたり、毎年いろいろと試してみて、味を楽しんでいます。
去年は麦味噌も麦麹から作ってみました。
今回日本に来る前に味見をした時には、味は美味しかったけれど、まだコクが足りなかったので、発酵中のまま置いてきています。
出来上がりが、帰ってからの楽しみのひとつ。
我が家のボーイズは、小さい頃お味噌汁を食べない時期もあったけれど、最近は「今年の味噌は
美味しいね〜」と言うようになったり、日本の外食でお味噌汁がついてくるときには「ママのお味噌で作ったお味噌汁のほうがおいしいね〜」なんて言ってくれたり、作りがいがあります。
作る場所や、作る人の持っている常備菌によって、同じ材料で同じように作っても違う味になるらしいです。
菌の世界は奥深い。
日本ではたくさんの製品が売っていて、手軽に手に入りますが、たまには手作りしてみるのも楽しいですよ。
皆さんも是非自分好みのお味噌を作ってみてくださいね。
次回は久しぶりにマウイ島からお届けします。
お楽しみに!
Tane
1973年生まれ。三重県出身。
1997年にワーキングホリデーで訪れたオーストラリアにて、アメリカ人の夫と出会う。 2013年、家族でハワイ州マウイ島に移住。 4人の男の子を育てながら、ステンド硝子やフュージングの作品制作を行う。 ステンド硝子講師。