風景を泡立てて。♯3 / 須堂智子
To warm up あたためる
10月に入り 季節は少しずつ深まりゆく秋へ。
秋晴れも増え、青く高い空が気持ちよく、 おだやかで実りのあるいい季節だなと感じています。
今年も残すところ3ヶ月ほどとなり 来年に向けてのイメージや目標を立てるにもよい時期だな……とも感じています。
この夏は 特に暑くて、短パンにビーチサンダルにアイスコーヒーも大好き!そんな毎日を過ごしてきた私ですが、 ふと触れたお腹がひんやりしていたのに気づき、あたためることを取り入れはじめました。
おヘソの下あたり みなさんはポカポカしていますか?
敬愛するセラピストの方からアドバイスをいただき、 毎朝、白湯をいただくようにしています。
からだの中からあたためる。胃腸の冷えも自律神経の乱れからくる冷えも からだの中からあたためることで改善されるそうです。
また、アーユルヴェーダでは 人のからだも自然界と同じように 「火」「水」「風」の要素で成り立っているという考えから、水を火にかけてフツフツとなる気泡を風の要素ととらえ、白湯はこの3大要素を満たしていて、心身のバランスを整えるといわれています。
毎朝白湯をいただくようになってちょうど2ヶ月くらいですが、お腹のひんやり感がめっきりなくなりました。手を置くとお腹のあたたかさを心地よく感じられます。
もうひとつは足湯です。
足は健康維持にとても大切な場所。
足をあたためると全身の血行がよくなり、手の指先までポカポカしてきます。
全身の血行がよくなると、体内の老廃物代謝を高めるといわれていて、
アタマが忙しいなと感じるときも、足湯はおススメです。熱を下に降ろしてくれます。
ポイントは必ず三陰交まで浸かり、10〜20分。足し湯をしながらあたためます。
好きな香りやお塩などを入れると気分も効果もあがります。
私はときどきヘナを入れます。
白髪染めのイメージがあるヘナですが、体内デトックス作用のある アーユルヴェーダでも使われる素晴らしいインドハーブです。被膜効果や保温効果もあり、足湯をした後はポカポカが長続きします。
私は、このヘナを混ぜ入れて石けんもつくります。ヘナは抗酸化作用や抗真菌作用もあるといわれていて、皮膚を保護する効果もあるとか。
あたためることは、自分のからだに目と手とこころを向けるいいタイミングでした。
あたためるとからだがゆるみ、ゆるむと自然と気持ちもゆったりと落ち着いてくる。
からだはやはり正直モノ。
須堂智子
Handmade Soap design and Labo 「Lokahi Lani (ロカヒラニ)」主宰
1977年 生まれ。
植物学をベースにした 石けんアーティストとして活動。
2014年に手づくり石けんと師に出会い、2016年夏ハワイでのワークショップをきっかけに自宅アトリエにて「Lokahi Lani (ロカヒラニ)」 を始める。
Mauna Lani Soap Factory認定 エグゼクティブインストラクター
日本フィトテラピー協会認定フィトセラピスト
アクセスコンシャスネス®バーズプラクティショナー ヘナセラピスト