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Baby’s coming! ♯2 / Saori

「妊活」に取り組む、その前に

こんにちは。Saoriです。
最近「妊活(にんかつ)」ということばをよく耳にしますよね。実際に妊活に取り組まれているご夫婦も多いと思います。
大切なパートナーの子どもを授かりたいと思うのは自然なことですし、おじいちゃん、おばあちゃんをはじめ、新しい命の誕生を心待ちにしている家族もいるでしょう。
一方で、社会で活躍する女性も増え、結婚したけれど、しばらく子どもは… と考えているカップルも多いのではないでしょうか。
今回は、これから妊活に取り組もうと考えている方に、具体的な行動を始める前に考えていただきたいことをお伝えします。
もうすでに妊活に取り組まれている方にとっては、耳にタコができるほど聞いたことばかりかもしれませんが、改めて振り返っていただくことで、何か気づきがあるかもしれません。

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「妊活」って、そもそもなんだろう?

さて、さっそくですが「妊活」って一体なんなのでしょう?

そもそも「妊活」という言葉は、医学の世界で産まれたのではないことをご存知でしょうか。
「妊活」は「妊娠活動」の略称で、ジャーナリストで大学教授の白河桃子さんによって提唱されました。妊娠に向けて体調管理をしたり、食生活や働き方を変えるといった行動の総称を指します。
女性にとって、妊娠・出産はライフステージの変化の中でも大きな出来事。そのため、妊活が人生を考えるきっかけになる方も多いようです。

ほんの10年ほど前、私が学生で助産師資格取得を目指して勉強していたころは、妊娠のために生活を見直すという考え方もまだなく、妊活ということばも世間に広く浸透してはいませんでした。

さかのぼって調べてみると、「妊活」は2011年の日経ウーマンオンラインの「今年流行った流行語」のアンケート調査で2位となっていますので、この頃には話題になっていたことがわかります。
比較的最近の出来事ですよね。

ではなぜほんの数年で、ここまで話題になるようになったのでしょうか。

現在の日本では、女性が活躍する場が広がり、晩婚化が進んでいます。それに伴い、不妊治療や高齢出産の数は比例して、右肩上がりに増えています。
一方で、自然妊娠の確率は、30歳の女性では1ヶ月で20%、40歳の女性では5%にまで減少するといわれています。
卵子の数にはもともと個人差がありますが、早い方では40歳前後で早期閉経を迎えることは意外と知られていません。

そう、“自然に”妊娠するのは、実は思ったほど簡単なことではないのです。
妊娠するためには、「授かる意識」が重要になってきますが、社会の変化に対して、そういった知識の啓発が追いついていなかった印象があります。

今や妊活は、「女性が働きながら妊娠・出産をするというライフプランの実現のための全ての活動」を指しているのです。

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「妊娠」を目指して、特別な行動をする前に

どんなに健康でも、年齢を重ねることで、卵子も老化することは否めませんし、老化を止めることはできません。

もちろん、医学の世界でいうところの「高齢出産」をする方も多いです。
○歳だからもう子どもが産めないということはありません。

まずは、今の自分の状態をチェックするところから。
以下に当てはまるか、確認してみましょう。

  1. 喫煙していますか?
  2. 暴飲暴食をしていませんか?
  3. 過度な体重増加や体重減少を繰り返していませんか?
  4. 怪我や風邪など、体が炎症を起こす状態が増えていませんか?
  5. 睡眠不足が続いていませんか?
  6. 運動不足ではありませんか?

上記の項目は、医学の世界で卵子の老化を進めてしまうとされている行動です。
これらをなくしていくことで、卵子だけでなく、体そのものが元気になることはいうまでもありませんよね。
老化を止めることはできないけれど、老化を遅らせるためにできることはあるのです。

上記の項目の他に気をつけたいのが、体の酸化と糖化。
酸化は、例えるならば、細胞が錆びること。大気汚染された環境や、紫外線にさらされることなどが原因となり、口や皮膚を通して体がストレスを受けることで、活性酸素が増え、老化を進ませます。
糖化は、細胞が焦げること。糖質が消化される最終過程で出る物質が、体の中を焦がす物質となり、老化に繋がります。

つまるところは、妊娠するために特別な行動をする前に、まずは心身を健康にすることが始まりです。

栄養、睡眠、運動、ストレスフリーな生活。

そんな当たり前なことが妊活そのものなのです。


一番大切なのは、夫婦で向き合いしっかりと話し合うこと

そしてこれは女性だけの問題ではなく、男性も同じです。
当然ですが、妊活は、女性だけで行うものではありません。男性と女性が協力して行うものです。
男性も女性も、同じように健康を意識し、自分の体を大切にすること、それも大切な妊活です。
健康な体づくりは、カップルが協力して取り組むことで、相乗効果が得られます。
さらに、将来子どもが生まれたら、その子どもにも伝えていくことで、家族の健康に続いていきます。

妊活を進める中で、不妊治療を選ぶこともあるでしょう。
その際に、物理的な体の負担が大きいのはやはり女性。男性側のサポートはもちろん、夫婦で一緒に乗り越える意識が必要です。

私の経験から声を大にして伝えたいのは、男性にもっと自分事として考えて欲しいということ。
残念ながら、どこか他人事のような男性が非常に多いです。
何より大切なのは、どんな家庭を作っていきたいか、夫婦でしっかりと話し合うことですが、この話し合いができていない夫婦が本当に多いのです。
どんな人生を歩みたいか、どんな家庭を築きたいか、まずは夫婦でしっかりとコミュニケーションを取りましょう。
繰り返しになりますが、妊活は女性だけで行うものではありません。
男性も健康への意識を持ち、パートナーと二人三脚で妊活に取り組んでください。

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改めて、あなたの心が本当に求めていることはなんでしょう

繰り返しになりますが、全ての人が「自分らしく、しあわせな人生を送るために必要な心身の準備をすること」が、本当の妊活なのです。
仕事を優先にして、満足な休息が取れていなかったり、栄養のバランスが乱れていたり。あたなの身体はSOSを出しているかもしれません。
妊娠ばかりに目がいって、パートナーや家族、友人との楽しい時間を忘れて、笑顔が少なくなっているかもしれません。
自分のこころが本当に求めていることを、改めて見つめ直してみましょう。

そして、妊娠はゴールではありません。
その先には、出産、子育てが待っています。
(先のステップを考えることも妊活です!)

妊娠、出産、子育てが、人生を彩る素晴らしい経験になるように、この記事が、皆さんが本当の自分の望みを考えるきっかけになるとうれしいです。
本連載では妊活から子育てまでを、お話ししていきます。

次回から数回に分けて、まずは最新の妊活の具体的な方法をご紹介します。

Saori

Saori

1989年生まれ。看護師。
看護師養成高校在学中に見学した出産に感動。
生命の誕生の素晴らしさに魅せられ、母子に関わる看護の領域へ。


NICU(新生児集中治療室)での勤務経験から、病院の中だけでなく、地域や家庭の中でもできる、赤ちゃんやお母さん、家族のケアの周知に取り組む。


「治す」ではなく「全体を整える」、ホリスティックな視点をベースに、妊活・妊娠・出産・子育てに悩む女性に、健やかな身体作りを提案している。


国際ホリスティックセラピー協会チャイルドボディセラピスト1級
チャイルドボディセラピストインストラクター

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