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Baby’s coming! ♯8 / Saori

今、改めて考える「胎児教育」【前編】

Baby's coming! ♯8 / Saori | hoailona

皆さん、こんにちは。新学期、新生活、新年度など沢山のスタートの月ですね。
わくわくする気持ちを大切にして、沢山のチャレンジをしていきたいですね。

今回から2回に分けて、胎児教育の実践を時系列に沿ってご説明していきます。
新たな命は、誕生してから約10ヶ月間をかけて大きな成長と発達を積み重ねていきます。
この成長と発達を共有しないなんてもったいない! 胎児教育は、大切な10ヶ月をさらに豊かな時間にする方法のひとつです。
具体的に何から始めるのか、どんなことをすれば良いのかを一緒に考えていきましょう。

前回紹介したように、トーマス・バーニーをはじめとした研究者たちによって、急速に発達する胎児の脳に刺激を与えることが、誕生後の生き方に影響を与えるのではないかという研究が進んでおり、沢山の結果が出ています。天才児を目指すというよりも、強い精神力を持ち、学習能力をフルに発揮できるような子どもにするのが胎児教育です。

それでは実践です。
赤ちゃんの発達にアプローチしながら進めていきましょう。


妊娠がわかったら

-まずはママの心の準備

妊娠がわかっても、「早く胎児教育をはじめなくちゃ!」と思わなくって大丈夫。
ママの体調が最優先です。つわりなどが落ち着くと胎動も感じ、母になった実感がわきますよね。この頃から赤ちゃんと向き合う心の準備を始めましょう。

まずはママの準備で一番重要なのは、赤ちゃんへの愛情を沢山持つことです。
胎児にぐーっと意識を集中させ、心の中でママが楽しんでいる日常を伝えます。前回のお話でも伝えたように “勉強” をさせてあげるのではなく、“ママとの時間を共有していることを伝えること”。ママと赤ちゃんのコミュニケーションこそが胎児教育なのです。

母体も胎児も共に健康であることはもちろんですが、胎児教育には精神面が大きく影響します。
不安や期待など、ママの複雑な気持ちを赤ちゃんは感じています。
「赤ちゃん、待ってるからね」と、受け入れる気持ちと体制を整えることがとても大切です。
胎児教育を考えることは、母体を大切にすることの重要性を理解するきっかけにもなります。


妊娠4ヶ月ごろまで
感覚機能が発達しはじめる時期

-感情を伝える

妊娠3ヶ月ころから触覚刺激に反応するようになり、ママのお腹に触ったり、蹴ってみたりと元気に動き回ることで触覚もどんどん発達します。
妊娠4ヶ月ごろまでに、中枢神経系(脳と脊髄にあたる部分)が各器官の中でもっとも早く発生します。同時に、肺や心臓、消化器などの各器官も大きく発達していく時期です。
妊娠8〜15週で赤ちゃんの体幹もはっきりし、性別もわかるほどに。

赤ちゃんの細かな感覚機能はまだまだ発達途中である妊娠4ヶ月ごろ。この時期は、まずは胎児に話しかけることを始めてみましょう。ただ話しかけるのではなく、見たものや感じたことを、五感を全て使って伝えるのがコツです。
ちょうど今の時期は、お散歩するのに気持ちがいいですよね。
「これからお散歩に行ってみようか。今ママはね、赤いチューリップっていう花を見ているよ。すごく綺麗だね。風がまだ冷たいけど、お日様が当たるとぽかぽかするね。また一緒にお散歩しようね。」
なんて、お話ししてあげるのもいいでしょう。ママが幸せを感じていることを、赤ちゃんに伝えてみましょう。

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もうひとつ、絵本を読んであげるのもよいでしょう。怖いことや争い、憎しみなど、ネガティブな情報がないものもがオススメです。例えば、かわいらしい動物が登場したり、人道的なお話が多いイソップ物語などを選んでみるとよいでしょう。
もうひとつのポイントは、何冊も選んで読むのではなく、一冊に決めて繰り返して読んであげることです。胎児の記憶に残るように一緒に楽しみながら読んであげて下さい。
(後編で胎児の記憶のエピソードもお伝えします。)


妊娠5ヶ月以降
胎児に意識が芽生える

-生活のリズムを作り、伝える

妊娠5ヶ月以降になると、胎児はすでに学習の準備が整っています。
妊娠7ヶ月ごろにはママの声、周りの音もしっかりと聴こえ、妊娠8ヶ月ごろには光にも目をしかめるような仕草を見せるほど反応できるようになります。赤ちゃん自身の意識も芽生えているのです。
そんな妊娠の折り返しである5ヶ月以降は、胎児の記憶に沢山の幸せとママとの経験を残していけるように、さらに具体的に感じてもらえるように伝えることを意識してみます。ママの一日の生活リズムを、赤ちゃんと一緒に作っていきましょう。そして、生活リズムに従って、行うことひとつひとつをわかりやすく説明しながら過ごしてみましょう。
「おはよう、これからパパと朝ごはん食べるよ」
「これからお掃除して、お洗濯するよ。ママはお昼までにお家のお片づけを済ませちゃうからね。」
「お昼ご飯にしようね」
「午後は赤ちゃんとゆっくりする時間。一緒に何しようか。」
「パパが帰ってくるから、夜ご飯作っちゃうね。今日はパパの大好きなハンバーグ!赤ちゃんも好きになってくれるといいな」
「今日も一緒に楽しいこといっぱいできたね。ゆっくりママとねんねしようね。おやすみ。」
など、言葉で生活を共有していきます。お名前やお腹の中の呼び方が決まっている場合はそのお名前や呼び方でお話してあげてください。

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もちろん、楽しい日ばかりではないですよね。それでいいんです。その気持ちも一緒に赤ちゃんと共有しましょう。
「今ママね、ちょっと辛いことがあったの。泣いているけど大丈夫だからね。」
「ママが落ち着くまでちょっと待っててね」
と伝えてあげてください。このやり取りが、強い愛情で繋がった信頼関係を生みます。
そしてお伝えしてきたことを実践するときには、ママが心で思うだけでなく、声を出して赤ちゃんに語りかけてあげることが最も重要です。赤ちゃんはママの声が大好きで、一番落ち着きます。愛を持ってママの声で10ヶ月間を教えてあげることで、脳に新しい神経回路が追加されます。その分だけ脳はどんどん変化して発達していくのです。

長くなりましたが、前編はここまで。
次回は胎児教育を実践したママたちのエピソードをお伝えします。

Saori

Saori

1989年生まれ。看護師。
看護師養成高校在学中に見学した出産に感動。
生命の誕生の素晴らしさに魅せられ、母子に関わる看護の領域へ。


NICU(新生児集中治療室)での勤務経験から、病院の中だけでなく、地域や家庭の中でもできる、赤ちゃんやお母さん、家族のケアの周知に取り組む。


「治す」ではなく「全体を整える」、ホリスティックな視点をベースに、妊活・妊娠・出産・子育てに悩む女性に、健やかな身体作りを提案している。


国際ホリスティックセラピー協会チャイルドボディセラピスト1級
チャイルドボディセラピストインストラクター

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