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    LOVE BODY & MIND

クラブ「整体」 ♯18 / 原禎子

ほぼ月に一度、東京・西荻窪のとある場所にオープンするクラブ「整体」。
街にネオンが灯るころ、さまざまな悩み、疑問を抱える女子たちが
夜な夜なその扉をノックする。
合言葉は「教えて、禎子ママ!」
高知の“はちきん”禎子ママが、こころとからだにまつわる疑問に、
東洋哲学、東洋医学的な見方からお答え。
あなた自身が楽しく機嫌よく生きる、ちょっとしたヒントも授けちゃいます。

教えて禎子ママ!
「身体の変調は、崩れたバランスを取り戻すことが本来の役割」って、ママが前に言っていたけれど、不調に乗じてストレスもうまく流すどころか、ストレスを感じるたびに同じように不調に悩まされる…。ストレスをうまく流せば、体調不良も変わる気もするのに。何度も同じことを繰り返してしまうわたしにアドバイスをお願いします!

そうねぇ。愚痴って流すってのもあるけど、おんなじような愚痴繰り返してる自分に気づくと、やんなっちゃうわよね。こういう時でもひたすら歩くのは有効よ。

ストレスが流れなくって困るのは、基本的には貴方自身よね。自分の中に閉じ込めて窒息しそうだろうが、家族や身の回りの人に不機嫌を撒き散らして巻き込んでいようが、同じ事の繰り返しで辛いのはやっぱり貴方よ。

だから貴方が解決するの。

生きてると、変えられることと変えられないことがあるわ。変えられないことは受け入れないと いけないし、変えられることは、そのための正しい時間を持つことが大切ね。 基本的に、自分以外のことは変えられない。なのに、自分以外が変わる事を期待していたら、ス トレスは溜まる一方よ。そもそもこの「期待」ってのが本当に厄介な代物よ。可能性への破壊力がハンパないの。

例えば、スポーツの好きな子に「スポーツで食べていけるはずないんだから、もっと勉強して医者にでもなってくれないもんかしら」なんて期待をだだ漏らしに漏らして、子供がその期待に対し て、反発やプレッシャーを感じて育った場合、その子の資質がすくすく伸びるのは難しいわよね。それも、外野から見ていたら分かる事で、いざ自分がその立場になると、気づかずついついやっちゃってる方が多いんじゃないかしら。
それだって実は「自分自身が、期待したほどの現在を過ごしていない、だから子供くらいは」って期待だったりする。 自分自身に対する期待値を高くして苦しんでる方も割に見かけるわよ。 「キチンとしなきゃいけない」「いい妻(母親)でなくてはいけない」「いい人であらねばなら ない」なんてね。
このへんの期待は、最近では随分「よろしく無い」っていうのが知れ渡ってきてはいるけど、中には諦めや怠けとの差がわからずに、悶々としてる方もいるんじゃないかしら?諦めや怠けかどう かは「どうせ頑張ったって変わんない」「どうせ言ったってわからない」みたいに「どうせ〜」 ではじまる、良くない結果への期待を無意識に持ってるかどうかでわかるわよ。 ん? 希望はどうなのって?希望は、見出した人がその方向に動くのよ♡

あ〜。期待って厄介でしょ?そこら辺にこびりついてる! 他にも当然「あんなヤツ、くたばっちまえ」なんて期待も、貴方自身を疲れさせるだけで、相手に 対して響くこともないわよね。 「いつか白馬に乗った王子さまが〜♡」なんて期待も言わずもがなよ!

さあ。まずは貴方の身の回りの期待を観察してみて。しっかりと観察して、その不毛さ、破壊力に しっかりと気づくことよ。気づくことができたら、手放していくのはすんなりできることが多い。 自分の持つ期待を少しずつ手放していくだけで、随分とストレスは減るはずよ。
周りの人にして欲しいことがあるなら、期待するのでは無く、きちんと頼む。「察する」事を良 しとしがちな日本社会の中で育って、うまく出来ない方も多いと思う。だからこそ練習を重ねる ことが大事だと思うわ。キャベツの千切りを一回でプロ級にうまくできる人はいないもの。

変えられない環境の中ですり減っているのであれば、いい環境を探す。作る。
要は、自が何を望んでいるのか、自分が何に満足するのか、自分で少しずつ把握しながら動くのよ。とても月並みだけど、やっぱり貴方の満足のために動けるのは貴方だけだもの。もちろん、貴方が周りの期待に応える必要もない。キチンとした依頼は、キチンと判断すれば良いけど、期待ならそのまま相手に返せばいいの♡

こうやって言うのは簡単だけど、期待に気づくって意外に難しいことも多い。だって生活に深く根付いてることが多いんだもの。ママも気づいては手放し、気づいては手放しの繰り返し。ホント に厄介よ。果てしないわ(苦笑)。
それでもこの事をお伝えするのは、やはりそれが柔軟な健やかさと切っても切り離せなから。ママ自身、その恩恵の深さにしみじみ驚くことが多いわ。
「変えられることのための正しい時間」も、期待を握りしめていたら見つけにくいのよ。

かつて「この人生何の苦行な訳?」って苦々しく思っていたママだけど、自分や周りを縛っていた 期待に気づいて手放すたびに、苦手なものや辛いことが減っていくの。同じことの繰り返しなん かじゃない、確実にストレスから自由になれた喜びがあるのよ。
まぁ、騙されたと思って試してみてよ。
期待を手放すことの効果に関しては、期待してもらって構わないわよ♡

★この連載では、特別な健康法を提案するのではなく、自分を楽しく機嫌よく生きる、ちょっと したヒントを東洋医学、整体的な見方から提供していきます。 なぜだかわからないけれど、昔から、友人・知人とお酒を飲みにいくと、みんなに「ママ」と呼 ばれる機会が多いという原さん。そんなエピソードから、このようなお部屋が生まれました。 堅苦しくならずに、でも、ちゃんと真剣に、あなたがあなた自身のからだに目を向けるお手伝いができれば幸いです。
注:このキャラは、連載時のみですのでご安心を。


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原禎子

原禎子

高知生まれ高知育ち。2004年に国家資格を取得。


2004年、高知市にて鍼灸マッサージ『恬愉』を開く。


病も、治ることも必然。症状や病名に固執せず、快適な自分を育むように。知らぬ間に病んでいたなら、知らぬ間に治るように。知らぬ間にまとわりついた捉われから放たれ、その人の素直な力が発揮されるように。身体を通して、その手伝いをするのが自分の仕事ではないかと思っている。


高知での施術のほか、一月半に一度程、東京で出張整体を行っている。

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