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Body Journey〜からだつれづれ ♯5 / つるやももこ

編集室Blog。日々の出来事と共に、からだに関する考察や情報を綴ります。

石のチカラ

最初にもうしあげます。今回のお話、けっしてあやしい話ではありません(笑)
石といってもその形状はさまざまで、道に転がる石も、海の波に洗われる石も、山肌の岩も石といえば石。しかしながら石=ストーンと聞けば、まっさきにパワーストーンを思い浮かべる方も多いんじゃないでしょうか。丸い石を繋いだブレスレットが流行った時期もありました。「願いを叶える」「おまじない」なんて言われると、とくに女子は興味がムクムクとわいてくるというもの。もともと貴金属や宝石のジュエリーが大好きな私たちですから、そこに “パワー” というセンテンスがプラスされたら無敵です。
今回はこの石のパワーについての考察。石には癒しのチカラがある、という前提でお話を進めます。

先日、ワークショップに行ってきた。
“ジェムウォーター”、つまり宝石の水というものがあると聞いたから。
宝石の水、きら〜ん! もうそれだけで心をくすぐるわけです。実際の商品はというと、水ではなくボトル。ガラス製のボトル(鉛を使わないボヘミアングラス)の底に色とりどりの宝石(磨かれた原石でカッティングなどの加工はなし)が閉じ込めてあり、そこにミネラルウォーターが注がれてずらり20種以上がテーブルに鎮座ましましている。
その美しいことといったら!

このボトル1本ずつには、さまざまな石がブレンドされて入っていて、それぞれに「サニーモーニング」「ヴィジョン」「エタニティ」「インスピレーション」「グロウ」……など名前が付いている。これらのボトルのお水を、好きに試飲ができるというわけです。
まずは見た目で気になるものを選んで飲んでみる。わたしが選んだのは、「インスピレーション」。ラピスラズリ、ルチルクウォーツが入っていて、鮮やかなブルーがどこか宇宙を感じさせる。
一口目は、まあ普通においしいお水。そこからおもむくままに次々と試し始めたのですが、これが驚き! 味わいが見事に違う。あまーく感じたり、ピリッと刺激があったり、重かったり軽かったり。味覚以外の感覚でいえば、ドキドキしたり、目の中心にぐーっと意識が集まったり、かたや飲むとなんだかムズムズする感じのものも。

なんだこりゃ〜と、参加者はみな目を丸くしてる。この個人的感覚ってなかなか文章で伝えきれないけれど、でも、ひとつひとつ確かに違う(笑)
自分のメンタルやからだの疲労などはその人によって違う。だから水の味も変わる。
つまり、今求めているチカラが備わった宝石の水が、からだが楽になるのを手助けしてくれるそう。そして、自分がいちばん求めているお水は、まろやかで甘く感じるということなのです。
さて。ここまで読んで、「眉唾ものね」と思った方。はい、わたしも根拠がないものに対しては、わりとそういうタイプです。ただね、ピンっときた。
そもそも、山や渓谷の湧き水とかって、地球の地殻変動で生まれた何層もの地層を、ゆっくりゆっくり通過しておいしい水になっていく。地層、岩盤とは鉱石です。つまりこのボトルは、天然フィルターを「癒す」という意図によって再現したものとも言えるなあ、と。

このボトルを作っている会社が生まれたのは、ドイツのアルプスの麓の小さな村だそう。
そして、前回のblogで紹介した本『家庭でできるドイツ自然療法』にも、このジェム(ストーン)ウォーターのことが書かれていました。レシピには、100ccの汲みたての湧き水と石をガラス容器に入れ、直射日光にあてて作るとあります。これを飲んだり塗布したりする。
クリスタル水は目のかすみや胃腸の乱れに、ジャスパー水は体液に働きかけ、出産の際に、ルビーは頭痛などなど。中世からヨーロッパに受け継がれる民間療法としてきちんと記されているのでした。
ちなみにこの本に記してある自然療法は、12世紀のドイツ修道女、ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの教えを根本にしています。女子修道院の設立者であり、神秘哲学に長け、野草研究からドイツの薬草療法を確立した「薬草学の母」ともいわれ、今も愛されている聖女。中世の修道院は信仰の場であると同時に、病気の手当やさまざまな悩みの相談にのる場でもあったというわけです。

さてさて。ジェムウォーターのお話に戻ります。
わたしは、このワークショップですべてのボトルのお水を飲みまくりました。
経験として実感したのは、代謝がすごく上がったということ。からだが緩むのを感じ、その日1日を軽やかに過ごせた、ということです。
石のチカラ。
ちょっと不思議で気になるテーマ。
これからも情報を追いかけていきたいです。

つるやももこ

つるやももこ

女子美術大学グラフィックデザイン専攻卒。
在学中より制作していた私家本をきっかけに、2000年より全日空(ANA)機内誌『翼の王国』編集部で取材・執筆・編集の仕事に就く。


2006年独立後、フリーランスとして「旅とひと」をテーマに執筆、寄稿。女性誌や企業誌、フリーペーパー、単行本などの編集に携わる。


身近な人の体調の変化や病に寄り添った経験から、こころとからだは切っても切り離せないものだと実感。2018年、日高しゅうの協力を得てHōʻailonaを立ち上げる。

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