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Body Journey〜からだつれづれ ♯6 / つるやももこ

編集室Blog。日々の出来事と共に、からだに関する考察や情報を綴ります。

誕生から7ヶ月目に思うこと

ホーアイロナを立ち上げて丸7ヶ月が経ちました。
ここまでがあっという間でもあり、なんとかやっとこさ7ヶ月が経ったとも思えます。
わたしがこのサイトの構想をぼんやりと考えだしたのは2017年の秋頃です。大きな、ほんとうにざっくりとしたテーマは頭の中にあったけれど、とはいえ、なにをどうやってかたちにしていけばよいやら、「編集」という意味でまったくアイデアはありませんでした。

その翌年、2018年の1月にハワイを旅しました。終盤に初めてモロカイ島を訪れて、それはそれは素晴らしい朝焼けと夕暮れの空を眺めていたら、「そうだ、WEBサイトを立ち上げよう」と、肚が決まりました。

“ホーアイロナ” は、ハワイ語で予兆、予感といった意味ですが、ハワイに来る前にある人からこの言葉を教えてもらい、いい言葉だなと思っていて。なので、モロカイで出会った画家の山崎美弥子さんの口から同じ言葉を聞いたとき、その言葉の意味の通り、わたしの中で予兆が色づき始めたように思います。

それ以前の4年間を振り返れば、自分のことよりも周囲の心配ばかりをしていたように思います。なぜなら身内を含め、体調を崩すひとが続出したのです。
自分自身も30代から40代への切り替わりの時期でもあり、主に仕事において、今まで勢いや気合いで乗り切れていたことが思うようにはいかなくなったりと、このまま走り続けることに不安を感じ始めた時期でもありました。
なので、2018年のハワイの旅は自分をいたわるために立てた計画でした。

今、このサイトを一緒に運営している日高が、当時ハワイに暮らしていて、それも気軽に旅を決めた理由。

オアフではほとんどなんにもしませんでした。海で泳ぐ、フラのワークショップに行ってアイスを食べるとか、1日1つか2つのことだけをする、ロシア民謡みたいな日々。
そういう旅をしてみたかったけれど、今までできなかったというか、しなかったのは、単に旅行期間が短いからというのは言い訳で、忙しさを好んで決めていたのは自分だったのだと、向こうに行ってみてわかりました。

そんな毎日でとりわけおもしろかったのは、バスに1時間以上乗って、オアフの東側、ワイマナロという街に日高と2人で行ったこと。おにぎりを握って、水筒に味噌汁を詰めてでかけました。

目的は、友人に紹介されたカフ(kahu)に会うため。カフとは聖職者を指す場合もあるようですが、もちろん古代ハワイにはまだキリスト教はありませんから、宗教の意味合いは薄く、言い方を変えると「守護者」というニュアンス。
先祖や亡くなった人の言葉を伝えたり、人知れず悩んでいることに助言やメッセージを与えたりする役割の人をこう呼ぶそうなのです。

ロミロミ(ハワイ式のマッサージ)のマスターでもあるダグラスは、わたしの顔を見るなり、「もう大丈夫、あなたにはこれから “Fun” しかないよ!」というようなことを言われたのを覚えています。

詳しい内容はここでは書かないけれど、とにかくここ数年でこの世を去った人(もちろん知っている人)の近況?やらメッセージやら、今の気持ちやら次々伝えてくれました。わたしはなーんにも情報を伝えていないのに、おかしいなあ。そう思うくらい本人とわたしにしか分からない内容やエピソードを交えながら、ハワイのおじさんがいろいろ伝えてくるという経験…。おかしいやら、ありがたいやら…。

ふと感じたのは、ちょっと恐山のイタコさんみたいだな、ということでした。恐山、行ったことないけど(笑)。同時に、ハワイ(とりわけ古代ハワイ)って、根本的に日本と似ているな、と思いました。自然、自分や家族を大きく包み込む森羅万象の存在を、ときに “神様” として尊び、慈しみ、それと共にご先祖様に感謝をする…。

日本人はハワイ好き。
これは周知の事実だけれど、その理由に、上に書いたようなことを照らし合わせると合点がいく。叡智と書くと大仰に感じるひともいるかもしれないけれど、自然豊かなハワイの島々には、とてつもない大きなチカラが備わっているように感じます。
もしかしたら、わたしたちが日本で失いかけていることを確認しに=癒されに、たくさんの人がハワイを訪れるんじゃないか、なんて考えてしまった。

ときに、
ホーアイロナは、ハワイの情報サイトですか? とたまに聞かれます。
たしかに、ハワイでの暮らしを伝える連載もあるし、書き手にハワイ在住の方も多い。
うーん、でもハワイの観光情報はほとんど載せていません。
ずっと答え方を考えていたのですが、ようやく半年経って見えてきました。

わたしたちのサイトは、こころとからだ、両面から健康(ウェルネス)について考え、西洋・東洋医学、自然療法など分野の壁無く情報を発信しています。
そして、その情報は病気や恐怖にフォーカスした上に成り立つものではなく、知恵という選択肢を楽しく増やすことで、より生活が豊かですこやかになるように。そんな想いで運営しています。
なにより、その根本には、わたしと日高が実際に出合い感じて得た、
「大きく包み込まれるような自然やその土地のチカラ」=ハワイ
の存在がある。
ハワイとハワイの叡智は、わたしたちが伝えていきたい、すこやかさや美しさ、それを内包する象徴、のようなものだということです。

つるやももこ

つるやももこ

女子美術大学グラフィックデザイン専攻卒。
在学中より制作していた私家本をきっかけに、2000年より全日空(ANA)機内誌『翼の王国』編集部で取材・執筆・編集の仕事に就く。


2006年独立後、フリーランスとして「旅とひと」をテーマに執筆、寄稿。女性誌や企業誌、フリーペーパー、単行本などの編集に携わる。


身近な人の体調の変化や病に寄り添った経験から、こころとからだは切っても切り離せないものだと実感。2018年、日高しゅうの協力を得てHōʻailonaを立ち上げる。

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