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Baby’s coming! ♯19 / Saori

スキンシップが成長のカギ

~根拠のあるベビーマッサージ・効果編~

こんにちは、Saoriです。
少しずつ暖かくなってきて、春を感じることが増えてきましたね。
一方で、新型コロナウイルスの影響で卒業式に保護者の方の参加が見送られる学校もあると聞きました。すごく寂しいことですが、日本全体の安全を確保するためということを今一度心に留め、協力していきたいです。
皆さんの感染対策により、今年度のインフルエンザ発症率はかなり低くなっています。あともう少し、私も頑張ろうと思います。

通常だったらお花見をしながらお散歩など、行動範囲を広げることも考える季節だけれど、今年はちょっと控えようと考えているご家族が多いと思います。そんな時にピッタリなのが、赤ちゃんとのスキンシップのひとつである「ベビーマッサージ」。
毎日忙しくて、赤ちゃんと触れ合う時間が少なくなっていたなと思うママとパパは、お家で過ごす貴重な時間のツールにしていただけると嬉しいです。

ベビーマッサージによって、赤ちゃんの成長スピードはぐっと伸びます。今回は、その理由を一緒に学びましょう。

ベビーマッサージは、単なるスキンシップのひとつではなく、以下のような効果が期待できます。
そして、どれもしっかりした根拠があります。

  1. 心と身体と脳の発達を促す
  2. 情緒の安定につながる
  3. 身体を健康に促す
  4. 人格形成に良い影響を与える
  5. 病気予防や病気の早期発見につながる
  6. 赤ちゃんと、パパ、ママとの心がひとつになる
  7. 成長しても絆の深い安定した人間関係を築くことができる

ベビーマッサージでは直接赤ちゃんに触れます。触れられると、赤ちゃんは感覚器官である手や足、顔などマッサージを受けた部位から刺激を感じとります。この刺激は、中枢神経である脳と脊髄を通り、運動神経を通して筋肉に指令を出します。

私たちは熱いものに触ると、「熱いっ!」と感じ、手を引っ込める動作をしますよね。この何気ない行動は全て、手や目、鼻などの感覚器官が感じ取り、脳で情報が処理されることで、行動化されています。このように神経系の一連の過程が繰り返されることで、発達していくのです。
たくさん触れたり、声をかけることは、赤ちゃんの脳に多くの刺激を送っているということ。
そのため、脳の働きが活性化され発達が促進されるというわけです。

ベビーマッサージによって全身に受ける刺激が、自律神経やホルモン、免疫系にも働きかけ、自然治癒力を高めてくれます。各リンパ節が刺激され、血流が良くなり身体の老廃物や水分の排泄を促します。このようにリンパ節の機能が維持され、病原菌をろ過し身体を守る働きもしっかりと機能するようになります。

同一体位を続けていると、凝り固まり、冷えやむくみを感じますよね。赤ちゃんも同様に、血流が滞り、免疫系の働きも弱くなります。
そこで、大人がストレッチをして血流を改善させるように、赤ちゃんにもマッサージで血液とリンパ液の流れを改善し、免疫系を働きやすくさせることで、病気にかかりにくい身体づくりかできるのです。
赤ちゃんの全身に触れるので、ボツボツができていたりお尻が赤かったりなどの、身体の異常にも気付くことができます。

また、マッサージによってリラックスすると、副交感神経が優位となり、免疫機能が強化されます。
消化器系も活発になるので、便秘が改善される効果もありますよ。
副交感神経が優位な状態に出る脳波α派は、赤ちゃんだけでなく施術をするママやパパにも出現します。ママやパパがニコニコしてマッサージをすると、赤ちゃんはとても安心でき、幸せな刺激が与えられます。

副交感神経の効果はまだまだあります。

マッサージでたくさんの刺激を受けた赤ちゃんは、たくさんの学習や運動をしたのと同じ状態です。さらに副交感神経が優位となっているため、体は休息モードとなり睡眠力が高まります。
寝つきが良くなるのはもちろんですが、睡眠中に成長ホルモンの分泌が促進されます。

副交感神経優位状態で睡眠がしっかり取れていることは、情緒の安定にも絶対にかかせません。
赤ちゃんは寝ることがお仕事です。ただ寝るだけではなく、ママからのたくさんの愛や触れ合いという刺激を受けた学習後の睡眠は、成長発達に大きく影響を与えます。
人の脳は、生まれた時はたったの400gですが、生後6ヶ月では約2倍になります。3歳までには約80%が完成すると言われていて、この時期の成長度はとても大きいものです。そして人格のベースとなる部分が形成される大切な時期なのです。
「3歳までの育児が大切」とよく言われますが、その理由はここにあります。

このように、ベビーマッサージは理由があって行われるスキンシップですが、その効果は赤ちゃんだけに留まりません。
施術者であるママやパパにも、たくさんのうれしい効果があるんです。

  1. 精神的に安定し、リラックスしてストレスが減る
  2. 子どもとのコミュニケーションがスムーズにでき、育児に自信がもてる
  3. 子どものメッセージを理解し、的確に対応できるようになる
  4. 子どもの健康状態を把握することができる
  5. 子どものストレスを軽減させることで夜泣き・ぐずりが減り、ストレスが軽減される
  6. 子どもとのスキンシップで、より愛情が増す
  7. 女性ホルモンであるプロラクチンが増え、母乳分泌を促す

プロラクチンという母乳分泌のホルモンは、赤ちゃんと一緒にいることで増えることがわかっています。また、愛情ホルモンであるオキシトシンの分泌も促され、産後のホルモン変動を軽減してくれます。よって、ママは育児に自信をもつことができ、マタニティブルーや産後うつの発症を減少させることに繋がります。

パパも同じです。
バソプレシンという「父性のホルモン」と呼ばれるホルモンが分泌されますが、これは母親や子を守る存在であると思うことや、子どもの新たなステップを応援しエスコートするような働きを促すと言われています。
ママ・パパ、それぞれの役割が十分に発揮できるようになるかは、赤ちゃんとのスキンシップが大きく影響します。ママとパパがたくさん笑っていること、たくさん触れてくれることを、赤ちゃんはいつも願っています。

ベビーマッサージは、赤ちゃんの成長を促すだけでなく、ママ自身や家族関係をも巻き込んで、幸せをさらに増やしてくれます。
パパはママに、ママはパパに、お互いが「ありがとう」と、伝えていますか?
赤ちゃんからの幸せ輪がどんどん大きくなるように、そしてたくさんのご家族に繋がっていけるように私もお手伝いさせてください。

次回は、いよいよ実践編。実際にベビーマッサージをやってみましょう。

Saori

Saori

1989年生まれ。看護師。
看護師養成高校在学中に見学した出産に感動。
生命の誕生の素晴らしさに魅せられ、母子に関わる看護の領域へ。


NICU(新生児集中治療室)での勤務経験から、病院の中だけでなく、地域や家庭の中でもできる、赤ちゃんやお母さん、家族のケアの周知に取り組む。


「治す」ではなく「全体を整える」、ホリスティックな視点をベースに、妊活・妊娠・出産・子育てに悩む女性に、健やかな身体作りを提案している。


国際ホリスティックセラピー協会チャイルドボディセラピスト1級
チャイルドボディセラピストインストラクター

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