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クラブ「整体」 ♯17 / 原禎子

ほぼ月に一度、東京・西荻窪のとある場所にオープンするクラブ「整体」。
街にネオンが灯るころ、さまざまな悩み、疑問を抱える女子たちが
夜な夜なその扉をノックする。
合言葉は「教えて、禎子ママ!」
高知の“はちきん”禎子ママが、こころとからだにまつわる疑問に、
東洋哲学、東洋医学的な見方からお答え。
あなた自身が楽しく機嫌よく生きる、ちょっとしたヒントも授けちゃいます。

教えて禎子ママ!
この春、風邪をきっかけにからだのあちこちでデトックスが起きました。

自分のからだを自分が 一番信じてあげなくてはいけないのに、体が傾くと不安になり、実はもっと悪い病気なんじゃな いかと想像してしまったり….…情けないばかり。
今は治って元気なんですが、まさに、気を病むと はこのこと。ママが言ってた「身体の変調は、崩れたバランスを取り戻すことが本来の役割」ということは、 頭ではわかるんだけれど…。
病は気からにならぬよ う、普段から自身のからだを信じてあげるコツというか、考え方などはありますか?

クラブ「整体」 ♯17 / 原禎子 | hoailona

まぁ。まずはお疲れ様ね。
春にデトックス!! ちゃんとしてる身体ね!
風邪を引く前と、引いた後どっちが調子がいい? 引いた後が調子いいのであれば上手に経過できたのよ。え? わからない? わからないって場合も「気にならない」ってことだからうまく経過できたとしといて大丈夫よ。

さぁ、これから「気に病まない」為にどうすればいいかね?  これはね「自己信頼の問題」なんて仰々しく考えるとドツボにハマるわよ♡
人間っていう生き物について考えてみましょ! 人間って、この地球上に最も幅広く分布する生き物の一つよね。極寒の地から、赤道直下までかなり過酷な環境でも、知恵と連携を武器にして、繁殖をし続けてる。 多くの生き物が、適した食べ物の豊かな時期に一斉に繁殖期を迎えるのに比べて、何でも食べられるように進化と工夫を凝らしてきた人間は、一年中いつでも繁殖出来るようになってるのよ。 そして、望むとあらば、生まれ落ちた環境とは似ても似つかぬ土地まで移動して、そこで繁殖出来たりもするわけよ。どう? とってもたくましい、したたかな生き物だと思わない?
貴方も私も皆さんも、そのたくましく、したたかな生き物の一人なの。それが前提。ちょっとやそっとのことではくたばりゃしないわよ♡

それでも、気に病んでしまうものは気に病んでしまう。それもわかる。
じゃあそもそも、気に病んでしまうのはどんな時間かしら? だいたいにおいて、症状が激しく出てる時って、ウンウンうなされたり、痛くって息するだけで精 一杯だったり、もう意識も朦朧としてたり、すでに失神してたりしてそんなこと考える余裕も無いのよね。
まさに無心な状態。 そこまでいかない、あるいは、そこを通り過ぎた頃に、ポッと「私このままで大丈夫なんだろうか?」なんて考えが浮かぶのよ。
要は、ちょっと余裕があるのよね。
その余裕のある時間に「これまで、あんな不摂生してきたもんなぁ」なんて後悔や「この養生法であってるのかしら」なんて いう不安が頭をよぎるのよね。 後悔は過去、不安は未来。どちらも「今ここ」ではない。
変えられない時間に思いを巡らすような力があるのなら、その力で、今に集中すること。起きてられないほど痛みやだるさがあるのなら 呼吸に集中する。
眠いなら寝る。
寝てて落ち着かないなら動く。
病院や他人の助けが必要なら求める。
そんな風に過ごしていくとだいたい治るはずの頃に治るわ。あぁ、脈と呼吸のバランスは留意しといてね。

実際には貴方が、気に病もうが病むまいが、身体を信じようが信じまいが、身体はその働きを全うすべく働き続けるの。ぐちゃぐちゃ考えることがその働きの邪魔をして、こじらせる可能性は否定しないけれど、それだけでくたばるほど、生命力、ヤワじゃ無いわよ♡
とはいえ「身体の変調は、崩れたバランスを取り戻すことが本来の役割」ってことを頭だけでなくしっかりと腑に落としたいのであれば、その経過をしっかり実感するのが一番よ。体験に勝る学びなし!  その為に普段から「今ここ」に集中して過ごすってことは、とても大事ね。暇なときほど大事よ。それを繰り返していくうちに、無意識も磨かれて、更に俊敏で、ハプニングや症状で無駄に右往左往しない身体も磨かれていくのよ。大きな症状が出た時に、頼もしい力になってくれるわよ。

病気を抱えてる時は確かに心細くもなる。「だれか庇ってよ」って言いたくもなる。不快だから、 今まで堪えてた不満に火がついたりもする。「なんで私がしんどい時に、何にもしてくれないの よ!」なんて文句だけは元気に言えたりする。それは、多かれ少なかれ誰しもそうね。それも大 事なの。そうして病気に乗じて、いろんなストレスも素直に放出して流していけばいいのよ。 庇ったり、守られたりする事で健康的になっていくわけじゃないからこそ、憂さをしっかり流して 切り替えていかないとね。

え? 流れない?
おんなじ事の繰り返ししてる?ふふーん。
これはまた、長くなりそうだわ。またの機会にしましょ♡

★この連載では、特別な健康法を提案するのではなく、自分を楽しく機嫌よく生きる、ちょっと したヒントを東洋医学、整体的な見方から提供していきます。 なぜだかわからないけれど、昔から、友人・知人とお酒を飲みにいくと、みんなに「ママ」と呼 ばれる機会が多いという原さん。そんなエピソードから、このようなお部屋が生まれました。 堅苦しくならずに、でも、ちゃんと真剣に、あなたがあなた自身のからだに目を向けるお手伝いができれば幸いです。
注:このキャラは、連載時のみですのでご安心を。


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原禎子

原禎子

高知生まれ高知育ち。2004年に国家資格を取得。


2004年、高知市にて鍼灸マッサージ『恬愉』を開く。


病も、治ることも必然。症状や病名に固執せず、快適な自分を育むように。知らぬ間に病んでいたなら、知らぬ間に治るように。知らぬ間にまとわりついた捉われから放たれ、その人の素直な力が発揮されるように。身体を通して、その手伝いをするのが自分の仕事ではないかと思っている。


高知での施術のほか、一月半に一度程、東京で出張整体を行っている。

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