MAGAZINE

Hōʻailona

  • セルフケア
    LOVE BODY & MIND

クラブ「整体」 ♯4 / 原禎子

ほぼ月に一度、東京・西荻窪のとある場所にオープンするクラブ「整体」。
街にネオンが灯るころ、さまざまな悩み、疑問を抱える女子たちが
夜な夜なその扉をノックする。
合言葉は「教えて、禎子ママ!」
高知の“はちきん”禎子ママが、こころとからだにまつわる疑問に、
東洋哲学、東洋医学的な見方からお答え。
あなた自身が楽しく機嫌よく生きる、ちょっとしたヒントも授けちゃいます。
教えて禎子ママ!
「病は気から」とよく言いますよね。
心の浮き沈みと体調が連動しているのなら、どちらかが傾きかけた時に、まずしたらよいことはありますか?

クラブ「整体」 ♯4 / 原禎子 | hoailona

いらっしゃい。
寒くなって来たわね〜。ホットワインでもいかが?

ご質問の「気」って言うのは、「心」のこととして捉えてるのね。

どうかしら? 心が折れそうでもお腹はすいたり、気持ちが落ちたからって、病気になるとは限らない。逆に、身体はなんともないのに、やる気が湧いて来なかったり。
心と身体が連動してないように感じる時も少なくないんじゃない?

もちろん、ストレスが解決したら、とたんに元気になって来たり、体調が悪くなったら、弱気に なったり、連動してるように感じる時もあるわよね。
要は持ちつ持たれつな関係よ。
生きてたら一本調子って訳にはいかない。
傾きそうな時に無理矢理あげようとしたって、そうはいかないわよ。

時間は過ぎていくわ。今日は今日、明日は明日。
場当たりな対処は問題をややこしくする。
無視はしないで、流れを感じるくらいがちょうどいい。

「こうしたい!」
そう自分から湧いて来るような確信が持てた時に動けばいいわよ。
余分な考えを持たずに浮上するのを待つのが吉。
まぁでも、なんとかしようともがくのも、人の営みとしていじましくってママは好きだけどもね ♡

あ、現代社会にありがちな身体に負担がかかることは、お伝えしておくわね。

食べ過ぎと、飲み すぎと、考え過ぎよ。

出来る限り余分なことは考えず、毎日ついつい飲んじゃう方なら休肝日を。
お腹が空いてないのに、時間だからって食べちゃう方は減食がおススメね。
何となく調子が良くない時に、どれか心あたりがあるのなら、取り入れて損は無いわよ。

そうそう、考え過ぎっていえば「病は気から」を「ものは考えよう」に近しい意味で捉える方も少なくないわよね。
「心」では無く「思考・観念」ね。

例えば、仲のいい友人からか、食べかけのソフトクリームを一口もらった。
そのあと友人が
「そういうとさぁ、今家族がインフルエンザでさぁ」
…という話をした場合と、しなかった場合。
自分がインフルエンザを発症する確率はどっちが高いと思う?

聞いちゃったらかかる“気”がする人。これはまさに「病は気(思考・観念)から」よね。

ママは、これを気にしないわ。
「この人、丈夫なんだろうけど、ちょっと配慮ないわねぇ。」と は思うかも知れないけど、それとママがインフルエンザを発症するかどうかは別。
意識しようが しまいが、なる時はなるもの。
その発症が大変かそうじゃないかも、ママの身体の状態次第だし、ね。

ママの姪っ子に同じ質問をしたらね、「言ってくれたら、帰って手洗いうがいするから、黙っていられるよりかからないと思う」って答えたの。
これこそ「ものは考えよう」よね。

実際発症するかしないかは、その人が発症しやすい状態がどうかに依るんだけれども、その「状態」には、疲労や乾燥の他に「インフルエンザは感染力が強いから、感染るはずだ」という「気 (観念)」も含まれるわね。
そういった観念には捉われない方が身体の力は伸びやかに働くわ。
そのためにも、日々の考え過ぎは慎んだ方がいいわね。

だいたい、ママの経験上だと、悩みの最中に、考えてわかったつもりになっても、かなり見当外れな事も多いわよ。ママだけ?

実はね。東洋医学で言う「気」って、「心」や「観念」の事では無いのよ。
少なくともママはそう捉えてる。
#2で言ったように「何も考えずに、自力で手足とか脳みそ作って(生まれ)出て来た」のよ。
それも、どなたとも違う貴方が生まれたの。心や、観念以前の力よ。 そういう力の事を「気」と呼ぶと心得ているわ。
貴方を貴方にした力。
どなたもその力をお持ちなのよ。

そして、人の関わりの中で、様々な方の 「気」とも交流するの。それでも、貴方は貴方よ!
どう? 素晴らしいと思わない♡
それとも、考えるのやになった? それはそれで、万々歳ね♡

★この連載では、特別な健康法を提案するのではなく、自分を楽しく機嫌よく生きる、ちょっと したヒントを東洋医学、整体的な見方から提供していきます。 なぜだかわからないけれど、昔から、友人・知人とお酒を飲みにいくと、みんなに「ママ」と呼 ばれる機会が多いという原さん。そんなエピソードから、このようなお部屋が生まれました。 堅苦しくならずに、でも、ちゃんと真剣に、あなたがあなた自身のからだに目を向けるお手伝いができれば幸いです。
注:このキャラは、連載時のみですのでご安心を。


★施術の予約をご希望の方はこちらから。

原禎子

原禎子

高知生まれ高知育ち。2004年に国家資格を取得。


2004年、高知市にて鍼灸マッサージ『恬愉』を開く。


病も、治ることも必然。症状や病名に固執せず、快適な自分を育むように。知らぬ間に病んでいたなら、知らぬ間に治るように。知らぬ間にまとわりついた捉われから放たれ、その人の素直な力が発揮されるように。身体を通して、その手伝いをするのが自分の仕事ではないかと思っている。


高知での施術のほか、一月半に一度程、東京で出張整体を行っている。

関連記事

CO-PARTNERS