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body・mimd・spiritに効く映画 ♯3 / 編集部

普通の映画好きhoailona編集部H(♀)と、中年、中堅、意識高くも低くもない映画ライターK(♂)の30代後半妙齢男女が、body・mimd・spiritに響く映画をご紹介します。
今回はランプの精がウィル・スミスそのままと話題の『アラジン』実写版。 30代、40代は、子どもの頃にアニメで見た方も多いのでは。
大ヒットにつきロングラン上映中の、みんな大好きディズニー映画をご紹介します。
注:ネタバレを含みます。★上映館情報はこちら

hoailona編集部H(♀)
30代後半独身、映画好き具合は「普通」。
映画を観に行く際には、必ずKに前評判を聞く。前職でほんの少し映画に関わり、大したことないと思っていた女優を生で見てその美しさに慄く。以来、女優の悪口は言わない。
好きな映画は『グレムリン』と『孤狼の血』。

中堅映画ライターK(♂)
30代後半既婚、気づけば中堅…というか中年に近づきつつある映画ライター。猫と妻と息子を愛する。
男兄弟しかいないのに、なぜか女心を解する。パンクを気取りつつも、隠しきれない育ちの良さを編集Hに指摘されては反発する、永遠のこじらせ男子。
好きな映画は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と『(500)日のサマー』。


映画館がディズニーランドのアトラクションに変身!大人も子どもも一緒に楽しめる現代版お伽噺

Body:★★★★☆
Mind:★★★☆☆
Spirit:★★★☆☆

ディズニーも想定外の大ヒット いい音響で聴いてほしい音楽映画

編集H(以下H): 今回実は、正直感想があんまりない(笑)

映画ライターK(以下K): わかる。「あー、おもしろかった!帰るか。」って(笑)

H: ディズニーランドのアトラクションそのものというか、さすがディズニー、裏切らない。忙しくてディズニーランドに行く時間がない人にオススメしたいぐらい。
強いて言えば、『シンデレラ』とか、最近のディズニー映画がやたら打ち出してる “強い女性像” みたいな説教臭さが気にならなくもなかったけど。

K: 確かにそれはあった。“リーダー” みたいな言葉がやたらとセリフで強調されているのが苦手だと感じる人も多いかも。そこは案外、男性よりも女性の方が気になるかもね。
そういうシーンの代表と言えるのが、オリジナルのアニメーションにはないジャスミンのソロ曲「スピーチレス~心の声」だけど、それも含めてジャスミンの歌が力強くて素晴らしかった! 全体のストーリーのベースは変わってないんだけど、ちゃんと現代版になってる感じだったね。

音楽のシーンの見せ方がうまいのはやっぱり、CMやミュージックビデオでキャリアを積んだガイ・リッチー監督ならではだよね。

H: 期せずしてDOLBY ATMOSの回になっちゃって、正直2,100円は高いと思ったんだけど、結果として良かった。音響がいいから、アラジンの世界に違和感なく入り込めた気がするし。高いけどって、もう一回言うけど(笑)、これから見る人にはぜひオススメしたい。
アラジンもダンスうますぎてびっくりしちゃった。いつも思うけど、ハリウッドの俳優って、芸達者具合が半端ないよね。一体どういう教育を受けたらあんなになんでもできるようになるんだろうって思う。

K: 顔はよく見るとそこまでイケメン! って感じでもなかったりするんだけど(笑)、能力がすごいよね。名の通った人気俳優ありきじゃなく、役をこなせる能力がある人をキャスティングしてるし、そういう人材を育てる土壌があるんだね。脇役でも、名前は知らないけど、なんだか味のある俳優が出ていたりするし。

興行的にも正直、ディズニーとしては8月に公開になる『ライオン・キング』の方が本命だったと思うけど、『アラジン』は想定外の大ヒットで、公開41日間で100億円突破。1か月ちょっとで100億ってメチャクチャ速いペース!

ディズニー配給作品は今年は『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『トイストーリー4』、『ライオンキング』、『アナ雪2』、それから『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』と大ヒットが見込める作品がゴロゴロあるけど、『アラジン』が日本でここまで伸びるとは思ってなかったと思う。やっぱり、日本人は音楽映画が好きなのかね?

H: 日本人はウィル・スミスが好きだからね。

K: 日本人ってか自分がでしょ(笑)

 

見る側にもエネルギーが必要? 熱量のある歌、踊り、そしてCG

H: ジーニーがウィル・スミスそのままっていう前評判はその通りだったけど、フィットしすぎて全然気にならなかった。顔青いのに(笑)
でもね、すごいおもしろかったんだけど…

K: だけど?

H: 正直ちょっと疲れた(笑)
CGもすごいし、歌も踊りもインド映画張りに盛りだくさんで。前回一緒に観たインド映画の『PADMAN』を思い出したもん。

K: もともとのアニメは90分くらいでしょ? 2時間超えは長いよね。魔法のじゅうたんに乗って「ホール・ニュー・ワールド」を歌うシーンにたどり着いた時「やっとここまで来たか」って思ったもん(笑)。

CGといえば、アニメの実写化って映像的にはアニメで見た方が良かったってことも多いけど、今回はさすがディズニーだけあって、魔法のシーンもしっかり作り込まれてたから、逆にそれを実写で観られてよかったね。デカい鳥に追いかけられるシーンとか怖くて夢に出てきそう!

H: エンドロールもしっかり観ちゃったもん。一体どんなスタッフが作っているんだろうって。制作した人たちのイマジネーションがすごい。

話は全然変わるけど、昔より辛いシーンが少ないと思わなかった?主人公が困難に直面する場面が短いっていうか。登場人物が死んだりとかもないし。

K: あー、そう言われてみるとそうかもしれない。時代の流れなのかもね。洋画はどうかわかんないけど、邦画とかテレビドラマは確実にあるよね、それ。
そもそも、ドラマでも「これは勧善懲悪モノです!」って前提をわからせた上でやってる作品も多いしね。タイトルを見て何となく中身がわかっちゃう邦画とか。

H: もうこっちも心臓も涙腺も弱くなってきてるから、安心して観られていいんだけどね(笑)。
正直、今回は上映中で他に観たい映画がないから消去法で『アラジン』を選んだのは否めないんだけど、結果としてすごく楽しめたし、大人にもぜひオススメしたい。 ハッピーな伏線も張ってあるから、最初のシーンから、細かいところを見逃さずに観て欲しいな。

K: 今回観たのは字幕版で、吹替版は中村倫也がアラジンの役だよね。ちなみに日本語版ジーニーの山ちゃん(山寺宏一さん)は、ほんっっとにほんっっとにほんっっとーーーに歌が上手いから、山ちゃんバージョンの「フレンド・ライク・ミー」もあの音響で聴いてみたいな。

編集室

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