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クラブ「整体」 ♯16 / 原禎子

ほぼ月に一度、東京・西荻窪のとある場所にオープンするクラブ「整体」。
街にネオンが灯るころ、さまざまな悩み、疑問を抱える女子たちが
夜な夜なその扉をノックする。
合言葉は「教えて、禎子ママ!」
高知の“はちきん”禎子ママが、こころとからだにまつわる疑問に、
東洋哲学、東洋医学的な見方からお答え。
あなた自身が楽しく機嫌よく生きる、ちょっとしたヒントも授けちゃいます。
教えて禎子ママ!
ママ〜、梅雨も明けて夏本番。初っ端から猛暑日の連続で、早くもめげそうですぅ。五月病の話の時に「夏の始まりにしっかり汗をかける身体になること」が大事って言ってたけどそれってやっぱり運動とかがいいの?
あと、気をつけていても、空調なんかで冷えたり、汗を冷やしてしまった場合どんな対処が必要なんですか〜?

クラブ「整体」 ♯16 / 原禎子 | hoailona

今年、東京の梅雨は高知より長かったのよね。

そして明けたかと思ったら連続の猛暑日。確かに辛くなって る方も多いかもしれないわね。 でもね、温度や湿度だけで身体がバテたり、即熱中症につながったりするわけじゃないのよ。ガラス細工の職人さんやアーティストさんは、夏バテする人なんか皆無らしいの。彼らがその仕事を楽しんでいることも、夏バテ知らずな理由の一つだけれど、40度を優に超える環境の中で、しっかり汗をかき、梅干し齧り齧り、麦茶飲み飲み作業して、清々しい顔をしているのをみた時に、人間の順応力と耐久性に感動したものよ。

それに、夏の日中最高気温と最低気温の差が15度近くあるエジプトでも人々は元気に暮らしてるわ。 人間って生き物は、相当過酷な状況に、身体を合わせられるよう出来てるのよね。ホントに素晴らしい事だわ。

さぁ、汗をかける身体づくりね。
運動も重要。でも炎天下にしちゃダメよ。熱中症ってほんの最近まで「日射病」って言われてたでしょ? 日光の与える刺激の強さは、温度だけでは計り知れない。ガラス細工工房にも屋根はあるし、砂漠の昼間を無帽で歩いてる人もいないわよ。直射日光下での長時間の運動はやめてね。お日様が出てるうちは遠慮して、朝晩のウォーキングなんかがいいと思うわ。まぁ、高知のよさこい踊りの踊り子たちは、炎天下の中、大して通気性の良くない衣装纏って踊り狂っても 大丈夫なんだから、好きなことしてるって無敵よね(笑)。

日頃汗をかき慣れてない人なんかは、いきなり運動してもなかなかサッパリと汗をかけない人も多い。そんな方にうまく活用してもらいたいのがお風呂よ!!夏こそ、湯船をしっかり使ってもらいたい。「うーん。そんな時間ないし、一人のためにお湯貯めるのも勿体無い」なんてあなた! 部分浴でいいの。膝から下や、肘から先を熱めのお湯で部分浴するのよ(参考 『暑さに負けないクールダウン健康法』五味常明 著)。

それも面倒なら銭湯なんかを上手く使うのもいいわ。 そして入浴でかいた汗が自然に引くまで、扇風機の直風、効きすぎた空調にあたるのは、ダメ絶対!!
これは、心筋梗塞促進法よ!!
汗を拭きふき、うちわで情緒たっぷりにパタパタして、自然に汗が引いてから、パジャマを着てちょうだいね。そうそう、全身の汗腺を活発に働かせていれば、更年期のホットフラッシュや、顔汗、頭汗だけドバドバ、 なんて事態も緩和してくれるわよ。

毎年汗のかき始めは、その汗はベタベタするもの。何年も汗をあまりかかない生活をしてきた方は、数週間、あるいはこの夏いっぱいぐらいベタベタの汗しか出ないかもしれない。堆積老廃物よ。でもその汗を出さないと、体温調節がうまくできる上質の汗、自前の最高級美容液と言える上質なサラサラ汗が出てこないのよ。汗の手触りが、サラサラしてきたら、もう上手にいい汗をかけている証拠よ。さらに汗かき上級者になって、スプリンクラーのように細かい、蒸発するような汗がかけるようになったら、暑さにも耐えうるし、肌もツヤツヤよ!

そのかわり、ベタベタ汗より汗冷えに注意。サラサラ汗が、滝のように滴る時は、さっと汗を拭って。 湿った皮膚で、風が吹くところ、空調の強いところに入る時は、ストールや、ゆったりとした上着や長いパンツで、かいた汗を冷やすのを防いで。特にくびれたところ(首、手首、ウエスト、足首)なんかはさり気なく守ってね。

そんな風に気をつけていたら、しっかりと暑さに慣れてきて、そこまで空調に頼らなくとも快適に過ごせる身体になる。空調で冷えても、外気温にちょっとさらされると、サッと汗が出て空調疲れが抜ける身体になるわよ。そして汗による脱塩で、唯一腎臓が休める季節「夏」を満喫してね♡

それでも冷えてる感じがする?
ちょっとそれ〜。アイス食べすぎじゃない? キンキンのハイボール毎晩飲んでない?
それか、大して暑くもない室内にいて、汗もかいてないのに「熱中症 怖い!!」なんて言って、麦茶ガブガブとか。
暑さを言い訳に、自分を甘やかして、身体をいじめてない? そりゃ冷えるわよ。
お腹でもくだして、冷えが出てってくれたら治るわ♡

こんな風に身体の変調は、崩れたバランスを取り戻すことが本来の役割よ。お腹下しでも、喉イタ発熱でも、身体が回復させようとしていることをお忘れなく。汗を冷やしてこじらせてしまった場合だって、ある程度までは、季節を超えて発熱させ汗をかかせて回復させてくれる。必要以上に怖がらず、大したことないって甘く観ず、頑張ってる身体に敬意を払いながら過ごしていれば乗り切るコツやタイミングに反応しやすくなるわよ。

あ。冷たいものだけでなく、そもそも必要以上に食べすぎていたりすれば、身体の処理能力は散漫になって 集中力を失うの。だから「夏バテ予防!!」なんて言って過度な飲食を楽しむのもほどほどにね。
ママも気をつけなきゃ!! テヘペロ♡

★この連載では、特別な健康法を提案するのではなく、自分を楽しく機嫌よく生きる、ちょっと したヒントを東洋医学、整体的な見方から提供していきます。 なぜだかわからないけれど、昔から、友人・知人とお酒を飲みにいくと、みんなに「ママ」と呼 ばれる機会が多いという原さん。そんなエピソードから、このようなお部屋が生まれました。 堅苦しくならずに、でも、ちゃんと真剣に、あなたがあなた自身のからだに目を向けるお手伝いができれば幸いです。
注:このキャラは、連載時のみですのでご安心を。


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原禎子

原禎子

高知生まれ高知育ち。2004年に国家資格を取得。


2004年、高知市にて鍼灸マッサージ『恬愉』を開く。


病も、治ることも必然。症状や病名に固執せず、快適な自分を育むように。知らぬ間に病んでいたなら、知らぬ間に治るように。知らぬ間にまとわりついた捉われから放たれ、その人の素直な力が発揮されるように。身体を通して、その手伝いをするのが自分の仕事ではないかと思っている。


高知での施術のほか、一月半に一度程、東京で出張整体を行っている。

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