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Nā ʻŌlelo Liʻiliʻi ♯17 / 日高しゅう

『Nā ʻŌlelo Liʻiliʻi(ナー オーレロ リイリイ)』、ハワイ語で「ちいさなことばたち」。
ハワイでは言葉に「マナ」と呼ばれる神聖な力が宿っているとされています。
素朴だけれど、奥が深い、知るとちょっとしあわせになるハワイの言葉をご紹介します。

Kai(カイ)海

夏真っ盛りの8月。海に遊びに行った方も多いのではないでしょうか。
今回のテーマはKai(カイ/海)。

Kai mālie(カイ・マーリエ/穏やかな海)や、Kai koʻo(カイ・コッオ/荒々しい海)などと、曲やチャントに登場することも多いKai。 海だけでなく、海辺や海水のことも指します。

オアフ島に旅行をされた方は、アラモアナ・ショッピング・センターで、Makai(マカイ)、Mauka(マウカ)という表記を覚えているかもしれません。Makaiは場所を表す前置詞ma(マ)とkaiがくっついて「海側」という意味、Maukaは同じくmaに「高台、高地」のUka(ウカ)がくっついて「山側」という意味です。

ディズニー映画『モアナと伝説の海』の主人公の名前・Moana(モアナ)も同じく海。
こちらはどちらかというと広い海洋の意味で使われます。

ビーチのKahakai(カハカイ)はちょっと珍しい単語です。この連載で、ハワイ語の名詞にはほぼ必ず冠詞が付くとお伝えしましたが、Kahakaiはなぜか冠詞が付かない例外。
例えば場所を表したいとき、「海で」は「i ke kai」と定冠詞keが付きますが、「ビーチで」は「i kahakai」となります。

ハワイアンジュエリーのモチーフになることが多い波はNalu(ナル)。
二度と同じ形になることがない波は神聖なものとされ、美味しい魚や美しい貝など人々に恵みをもたらすことから、ラッキーモチーフとされています。また、途切れることがない波は、永遠に続く愛を意味し、結婚指輪などのデザインにも使われるそうです。
波に乗るサーフィンも、同じくNalu。サーフボードは、Papa heʻe nalu(パパ・ヘッエ・ナル)で、papaが「平らな表面」、heʻeが「滑る」。直訳すると「波に滑る板」となります。
ちなみにボディボードはPapa kaha nalu(パパ・カハ・ナル)です。

犬も一緒に海へ。

ビーチの砂はOne(オネ)。

Oneは「故郷」という意味でも使われる、ハワイの人々にとって特別な言葉です。One hānau(オネ・ハーナウ)として歌詞にもよく登場します。Hānau(ハーナウ)は「産む」「生まれる」の意味。ちなみに「Hauʻoli lā hānau.(ハウッオリ・ラー・ハーナウ)」 で「お誕生日おめでとう」です。

さて、私はというと、ハワイに留学していたくせに紫外線に弱く、今年は一度海に行っただけで身体中にブツブツができてしまいました(トホホ…)。
皆さんも紫外線には気をつけて、まだまだ続く夏を楽しんでください。

鎌倉の海の家、パパイヤで飲んだオーガニックワイン。最近の海の家はメニューが豊富ですごいですね。

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日高しゅう

日高しゅう

1981年生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒。
イタリア・フェラーラ大学にて、中世美術史を学ぶ。


アロマテラピー業界およびIT企業で広報として勤務後、2017年、語学と文化を学ぶため、ハワイに留学。ハワイ島のロコからハワイ語を学ぶ。


ハワイ各地を旅し、帰国後、つるやとともに『Hōʻailona』を立ち上げる。
入門者向けのハワイ語講座講師としても活動。

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