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Aromaクンクン ♯3 / 原田裕子

夏のからだの声を聴く

夏は元気いっぱい活動したくなる季節です。

老若男女、それぞれの体力に合わせて、普段より頑張ってみたり、行動的に過ごしてみたり、新しいことにチャレンジしたり。。。

こんな気分になるのは、太陽というエネルギータップリの恒星が、私たちに光、熱などを届けてくれるから。

一方、太陽が私たちを疲れさせてしまうこともあります。

太陽の日差しに長く当たることや、日差しによる気温の変化に対して、私たちの体内を一定に保つためには全身の機能を用いてそれに対応しなければなりません。その対応は、汗を出して熱を放出したり、血管を拡張して熱を逃がしたり、日差しで皮膚が乾燥しないように皮脂を分泌させるなど様々なものです。

からだが周囲の環境に適応できるように頑張って働いてくれればくれるほど、私たちには疲労が溜まっていくのです。

そこに走ったり、重いものを持ったりなどの運動が加わったり、笑ったり怒ったりなど気持ちが変化することでさらに疲れは蓄積していきます。汗をかいて体温調節をすることなどは体が無意識に行ってくれることですが、それによってからだは疲労もしているのです。

ましてや最近の都心部の夏は、暑い外気に対して電車の中や室内は寒いほど涼しく、その度ごとに私たちは全身で体温調節しているわけですから、疲れないはずがありません。

そのため、たくさん活動したい夏はそれと同じくらい休養することが大切な季節でもあります。

そして、なかには、「疲れたよ~」という体のメッセージを無視してしまったり、気がつかない人も大勢いらっしゃいます。

それもある意味仕方がないことで、私たちが元気一杯で、楽しくてたまらないとき、何かに夢中になっているとき、仕事に集中しているときには、アドレナリンなどの化学物質が体内で多く放出、分泌されているため、血圧や血糖値が上昇し、やる気満々になっており、疲れを感じにくくなっている場合があるのです。

そんな時でも疲れを感じ、自分のからだからのメッセージに耳を傾けるきっかけになる方法、その一つが香りを嗅ぐこと。

気持ちを落ち着けてゆっくりと香りを体内に取り入れたとき、この香りすごく好きだな~、心地よいな~って感じるものと、そうでもないなって感じる香りがあります。

この香りの好みは人によって様々で、いつも好きな香りもあれば、季節やその時の自分の体調で好き嫌いが変化する場合もあります。

このとき、出来るだけゆっくりと香りだけに集中するのがポイントです。

できたら精油名は見ないで、感覚だけをたよりにそのときにぴんとくる香りを探すことができるといいのですが、これはなかなか1人だと難しいですね。

ちなみに私の場合、いつもより甘い香りが心地よく感じる時は、栄養をしっかりとってゆっくり休養が必要なサイン、柑橘系の香りやハーブ系の香りが好ましいときには、気分転換して気持ちを切り替えた方が良いというサイン、ウッディ系の香りが心地よい時は、1人になりたい、または静かに集中したいサインです。

皆さんのなかにも、生活のなかで、ヨガをしたり、瞑想したり、絵を描いたり、散歩をしたりと体の声に耳を傾ける工夫を様々されている方もいらっしゃると思いますが、こんな風に香りをつかって、からだからのメッセージに耳を傾けてみるのも面白いのではないかと思います。

好きな香りは自分のこころやからだが無意識に求めている刺激なのです。

原田裕子

原田裕子

香司 / アロマセラピスト / 香りアドバイザー
会社員を経て、好きが高じて香りの世界へ。


調香、アロマテラピーと西洋の香りから始まり、現在は日本の香りを作る香司としても活動。


自然の恵みである香りを消費するばかりではない、"サステナブルな"香りのある暮らしを提案している。

法人向けに、オリジナルの香りの開発も行う。

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