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Hōʻailona

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    “EAT ME, DRINK ME”

お茶の時間 ♯3 / Alysa

乾燥に負けない体を作る 体の内側から保湿するハーブ

朝、布団から出るのが億劫になってくるこの季節。
一年中小麦色肌で、太陽大好きな私の苦手な季節でもあります。

空気が澄んで月や星がキレイに見えるのは、最高なんですが… 日照時間が減り、朝晩は冷えますよね。
そして冬は寒いだけでなく、空気も乾燥しています。
特に、室内にいると暖房で乾燥しているのに、夏よりも喉の渇きを感じにくく、水分補給が少ない方も多いのです。

そんな状態が続くと… 感じますよね?
喉が渇いているということは、肌も乾いているんです。
カラカラです。
いつもと同じスキンケアや水分補給では、水分量が足りません。
そんな時に、外側からだけでなく内側から保湿してくれるハーブがあるんです。
今回は、そんなハーブを紹介します。

リコリス

「甘草」や「甘草エキス」の名前で、市販の風邪薬やのど飴などの成分として見たことがある方もいるのでは?
粘膜保護によく、喉の潤いやお肌の潤いにオススメで、風邪予防に役立ちます。
飲んだあとは、のど飴を舐めたような、とろ~っとした甘さが喉を包み込んでくれます。喉がガサガサする方や声を使うお仕事をする方によく使うハーブで、お砂糖の30倍の甘さがあると言われています。

マローブルー

喉や肌の乾燥と胃炎・膀胱炎など炎症の起きてるところに働くハーブで、粘膜修復によいとされています。
茶葉にお湯を注ぐと青くなり、その後だんだんピンク色になるので、目でも楽しめます。
味は… ちょっとぽやっとしたハッキリしない感じ(笑)。その分、どのブレンドにも混ぜやすく鋭い味のハーブのトゲを丸くしてくれるハーブです。
ただ…私は、どうしても磯の香りがして海を感じさせるのです。

カモミール

リラックスしたい時に、このハーブが頭に浮かぶ方も多いのでは。
カモミールは柔らかい風味のハーブなのですが、一方で意外と主張もあり、どのブレンドに混ぜてもカモミールの存在感を感じさせてくれます。
お腹が温まって、ホッとさせてくれる優しいハーブです。
カモミールを飲み続けて、お肌の調子が良くなる方多いんです。キメが細かくなる方や、肌が潤う方も。

カレンデュラ(またはマリーゴールド)

カレンデュラも粘膜の修復に効果があるハーブ。胃炎や気管支炎にもオススメです。忘年会が続くこの時期、特にアルコール分解を促してくれる、心強い味方。
花の部分を使うので、長く蒸らし過ぎると渋みが出てきますので気をつけて。
今、このハーブは入手困難になっています。
ハーブ業界ではよくあることなのですが、自然のものだけに気候や災害などによって育たなかったり、採取の規制がかかったりすることがあるのです。
こんなことを耳にするたび、自然を守る必要性を強く感じ、わたしの仕事は、自然があってこそなんだと思い知らされます。

ホーステール

和名でスギナです。スギナ茶を飲んだ事ある方もいらっしゃるかな⁉︎
「馬のシッポ」と言う意味で、髪や爪の保湿に良いのです。膀胱結石や腎結石などにもオススメ。
強い苦味はなく、日本的な柔らかいお茶です。スパイシーなハーブとブレンドするとまろやかにしてくれますが、フルーティなブレンドにはほどほどに。入れ過ぎると草っぽさが出てきます。

 

ハーブにもそれぞれの個性があって、主張が強く前に出る”子”もいれば、全体を中和してまとめてくれる子もいます。わたしの仕事は、それぞれの割合を考えてケンカしないように、お互いがお互いの栄養を活かし合えるようにブレンドしてあげること。そう思って取り組んでいます。
とは言え、そこに決まりはなく、自分が美味しいと感じれば、どんな組み合わせ方でも良いのです。
美味しいと感じるものが、その時の自分の身体の状態に合っていることが多いので、何より美味しく楽しむのが一番です。


Alysa’sブレンド 

これら全てを同じ量で混ぜると、カモミールとリコリスの味が際立ち、柔らかく甘めなブレンドに仕上がります。

お好みで量を調整したり、ほかのハーブをプラスしたりして楽しんでもらえたら嬉しいです。


乾燥くらいと思っている方もかも多いかもしれませんが、放って、おくと不調の原因になることも。

空気が乾燥すると、身体の水分もどんどん奪われていきます。 体内の水分量が減ると、身体を守ろうとする力が働き、むくみや頻尿、鼻水、関節の痛み、肌のかゆみ、咳などのトラブルが発生します。
それでも水分補給しないでいると、喉の乾燥から免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなったり、血液が濃くなることで血行不良や高血圧、脳梗塞の原因となったりすると考えられています。
また、最近では水分不足が認知症に影響するとも言われています。
たかが乾燥、されど乾燥なのです。

ちょっとした不調のサインを見逃さないことが元気でいるコツなんだと思うのです。 ニットの小さなほつれが元でやがて全体がほどけてしまわないように…、 自分の身体の小さな不調は、自身が気づいてあげましょう。
ハーブティーだけで、水分補給ができるとは言いません。
身体が潤い、心も潤うように美味しく楽しんで飲めるものを見つけて欲しいと思います。 1日に必要と言われる1.5リットルくらいの水分を補ってあげましょう。
パーティの多いシーズン。お酒もいいですが、水分補給にはノンアルコールの飲みものを!

肌の細胞は28日で生まれ変わる。
今、乾燥したままにすれば、来月カサカサに。
今、保湿すれば、来月は潤いお肌に。

長年、乾燥させてきた方は、少し時間がかかるかもしれません。
でも大丈夫。
70代のお客様でも、ハーブティーを飲み続けて、シワが薄くなった方もいます。
高血圧と血糖値を下げるブレンドを飲んでいた70代のお客様。飲み始めて8年経った今、口周りのシワが薄くなり、全体的に肌のハリが出てきたのです。 目的は美肌ではなかったのですが、身体全体を潤わせることで、結果的に肌への影響も出たのだと思います。
ハーブティライフには素敵なオマケもついてくるのです。

スキンケアは変えずに、ハーブティを飲む。
ものぐさな私は、“水分補給と健康と美容のケアをまとめて出来る飲み物” と思って、13年飲み続けてます。
美味しい!楽しい!と思えるからこそ毎日続けられて、提供した方に「美味しい!」と言われると最高に幸せになれる!それが健康に結びついてるのだと感じています。
“笑いは病を治す” とか “病は気から” とか聞くけど…それもあるのかな⁉︎と思うのです。
笑う・食べる・話す・楽しむは、私の大好物。
きっとこれが健康の秘訣です。

好きなことを続けられる環境に感謝して、ハーブを始め植物が育つ自然に感謝して、今日も誰かの為にハーブをブレンドいたします〜。

★ハーブティーのパーソナルオーダーをご希望の方はこちらから。メールに「ホーアイロナで連載を読んだ」とご記載ください。

Alysa

Alysa

日本とハワイを行き来しながら活動するハーバリスト。

ハーブ専門店にて、全店舗でのトップセールスを記録。スタッフ教育や商品企画を経て、独立。


南インドにてアーユルヴェーダを、ハワイにてロミロミを学ぶ。

自分自身が本来持つ美しさや生きるチカラに気付く方法のひとつとして、ハーブを取り入れた生活を提案している。


カウンセリング制のパーソナルブレンドハーブティには、日本のみならず、ハワイからもたくさんのオーダーが。

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