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Aromaクンクン ♯12 / 原田裕子

植物にとっての香り

全世界的に感染が拡大している新型コロナウイルス。
不安や恐れで一杯になる日や無神経な振る舞いでがっかりする日もありますが、
今はひたすら耐えて日常に戻れますように。。。
そして、こんな時ですので、今日は少しウイルスと私たち、ウイルスと植物という観点も入れながらお話ししたいと思います。

人間だけではなく植物にとってもウイルスに感染することは脅威です。
ウイルスから身を守らなければなりません。
人間も植物も自分の身を守るために体内で化学物質を生成します。
人間がウイルスから自らを守るために生成する化学物質の1つを抗体と言います。
植物が自らを守るために生成する化学物質には、例えば酸化を防ぐポリフェノールやカロテンなどがあります。
また、ヒノキやサイプレス、フランキンセンス、ジュニパーベリー、ローズマリーなど多くの精油の中に含まれている成分、α−ピネンも植物が微生物から自らを守るために生成する化学成分です。そして、何とこのα−ピネン には良い香りがします。

α−ピネンの香りは多くの人に好まれ、リラックス効果もあると考えられています。
私たちがアロマテラピーとして楽しんでいる香りが、植物が自らの生存のためにつくり出しているものだということを知ると、何だか精油が身近に感じられるとともに、今まで以上に大切にしなければと思うようになりますね。

新型コロナウイルスに限らず、これから先も私たちは様々なウイルスと戦っていくことになるでしょう。
ワクチンや薬の開発も必要なことだとは思うのですが、この機会に私たち自身が自分の生活を見直すことも求められています。自らの免疫力をあげるためには、食事、運動、睡眠を始めとする休養が大切です。自然のリズムに逆らわない、自分の体質に合った生活が必要となります。ストレスの多い社会で過ごすために、気分転換をしたりリッラクスする時間を積極的につくることも必要です。仕事が終わって帰宅した後お休みの日にも仕事のことが頭から離れず、なかなかリラックスできないという人も多くいらっしゃることでしょう。

そんなときには、普段使わない感覚、五感を刺激することをおすすめします。大好きな人と美味しい食事を楽しむ、美術館に好きな絵を観に行く、好きなアーティストのコンサートに行く、公園で風に吹かれてのんびりする、海に行く、キャンプに行ったりハイキングをするなど…、好きなことだったら何でも構わないと思います。

忙し過ぎてそんな時間は取れないという人には、家で香りを楽しむだけでも、気分を変えることに十分役立ってくれると思います。
自分がホッとできる香りをみつけてうまくリラックスする。この場合、植物の香りが随分と役立つと私は思います。
私は、合成された香りが必ずしも悪いとは思っていませんが、植物が自らのためにつくり出した天然の香りだからこそ、私たちに大きなパワーも与えてくれると思っているからです。

前回に引き続き、私がちょっとストレスを感じ、疲れているなぁと感じたときのレシピをご紹介しておきます。このレシピでルームスプレーをつくっておくと、忙しいちょっとした合間に気分転換が出来ます。気になった方はちょっと試してみてください。ルームスプレーの詳しい作り方は前回の記事のなかでご紹介していますので、そちらも見てください。

本日のレシピ
スィートオレンジ精油 3滴
ラベンダー精油    2滴
ペパーミント精油   1滴
ゼラニウム精油    1滴
ローズウッド精油   2滴
フランキンセンス精油 1滴

原田裕子

原田裕子

香司 / アロマセラピスト / 香りアドバイザー
会社員を経て、好きが高じて香りの世界へ。


調香、アロマテラピーと西洋の香りから始まり、現在は日本の香りを作る香司としても活動。


自然の恵みである香りを消費するばかりではない、"サステナブルな"香りのある暮らしを提案している。

法人向けに、オリジナルの香りの開発も行う。

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