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Baby’s coming! ♯20 / Saori

スキンシップが成長のカギ

~根拠のあるベビーマッサージ・準備編~

皆さん、こんにちは。Saoriです。
世界的に猛威を振るう新型コロナウイルス感染は、依然として終息の兆しが見えない状況ですね。日本でも緊急事態宣言が発令されました。私たち医療者は、患者さんを救うことを最優先として日々勤務にあたっています。そこで医療者の立場からもお願いです。もう一度、この現状がとても深刻で危険であることを理解し、皆さん一丸となりこの時期を乗り切りましょう。お仕事の調整、自宅での生活がウイルスに勝つためには必要不可欠です。ご自身の体調にも目を向け、体調の変化を感じた方は活動を控え、厚生労働省ホームページの指示に従い行動してください。

そんな状況でも、赤ちゃん達にはすくすくと成長してもらいたい。そう感じているご家族の皆さん、お待たせしました!
今回からベビーマッサージの準備と実践についてお伝えしていきます。おうち時間を赤ちゃんのためにたくさん使ってあげちゃいましょう。

まず、ベビーマッサージを行う準備をしていきます。

1.施術者となるママやパパは、肩の力を抜いてリラックスします
ママやパパの緊張やイライラは、赤ちゃんに伝わってしまいます。赤ちゃんとの触れ合いの時間を、ママとパパも一緒に楽しんで行いましょう。

2.手洗いを行い、時計やアクセサリーなどは外し、動きやすい格好になります
装飾品や長い爪は、赤ちゃんのデリケートな皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。また、大切な成長のための時間を動きにくい服装で邪魔されることなく、十分に楽しめるように身なりも準備したいですね。そして手は温かくし、触れたときに赤ちゃんがビックリしないように準備しましょう。

3.床にバスタオルを敷きます
床の冷たさや固さが不快にならないようにします。また、ベビーマッサージにより気持ちよくなった赤ちゃんはおしっこやうんちをしてしまうこともあります。もしあれば、バスタオルの下に防水性のあるシーツを敷いておくとさらに安心です。

4.お部屋の照明、室温の調整をします
照度、寒さ、暑さも不快になる要因です。自然光が入るお昼間で、ママがトレーナーで過ごせるくらいの室温が心地よく実施できます。間接照明やエアコンを使用する際は、光や風が直接赤ちゃんに当たらないように配慮しましょう。

5.ベビーマッサージが中断されないよう、時間をつくります
ここが一番のポイント。テレビなどがついていると気が散ってしまい、せっかくの時間が勿体ないので、ゆっくりと赤ちゃんと楽しむ時間を確保して行いましょう。

まずは、この準備が整っているか確かめてみましょう。5つが揃ったとき、赤ちゃんは安心し、楽しみ、ママやパパの愛を感じながら成長する時間を過ごせるでしょう。

次に、ベビーマッサージを行う上でのポイントを確認していきます。
1.ベビーマッサージを始めるのは、赤ちゃんの首が座ってから
成長のために早くやってあげたいと考えているご家族もいますよね。ですが、新生児期から生後2〜3ヶ月は、ママは授乳で手一杯です。また赤ちゃんも胎外生活に適応することでいっぱいです。体重もまたまだ小さく、安定感がないため、施術側も安心して行うことが出来ないので、首が座り、好奇心が生まれ始める4〜5ヶ月頃から始めることを推奨しています。赤ちゃんの発達面からアプローチすることは、安全性も確保しながら成長を促すことができるのです。

2.1回の時間は約10〜15分が目安です
ベビーマッサージは全身を5つの部位に分けてマッサージしますが、念入りに全身を行なってあげたいと思いますよね。ですが、赤ちゃんも疲労感を感じます。この時間が苦痛と感じでしまう恐れもあります。どの部位からやってあげても大丈夫なので、赤ちゃんが心地よいと感じる時間で終わりにしましょう。

3.ベビーマッサージ中泣いてしまったら、優しく抱き上げます
慣れない赤ちゃんはたくさんいます。そして、赤ちゃんにとってタイミングではないときもたくさんあります。そんな時は中断して、ここまで一緒に頑張ったことを抱きしめながら褒めてあげましょう。そして「大丈夫だよ。」と、優しくなでてあげましょう。無理矢理やるマッサージは赤ちゃんに不快感ばかり植えつけてしまい、成長に繋がりません。赤ちゃんそれぞれのペースで一緒に楽しみ、その時間を赤ちゃんとたくさん共有しママやパパも幸せであることを伝える時間にしていきましょう。

4.赤ちゃんの動き合わせて行います
ベビーマッサージで赤ちゃんが動き始めたら、できるだけその動きを妨げないようにしてあげましょう。赤ちゃんが自分で運動することは成長している証です。この動きが個別性のあるベビーマッサージに変わっていきます。無理に元の状態に戻さずに、赤ちゃんの動きに合わせ、出来るところを続けてあげましょう。

5.ベビーマッサージの後は代謝を促して
心地よい運動をした後なので、赤ちゃんの代謝はかなり高まっています。汗が出ることもあるので、バスタオルで優しく拭き取ってあげてください。そして、すぐに服を着てしまうのではなく、すこしの間バスタオルでくるんで過ごして、代謝を促しましょう。この時に喉が渇いている赤ちゃんも多いです。母乳をあげることで、スキンシップはさらに深まります。

ベビーマッサージは1つ1つに根拠があります。このポイントも、赤ちゃんの成長度をアップあせるためには大切なことですね。

準備はできたけれど、ベビーマッサージに、オイルは使わないの? そう思った方もいるかもしれません。
オイルを使用し全身をマッサージして整えることを、オイルトリートメントといいます。大人では、精油という植物や果実などから抽出された天然のオイル含ませて行うことで、匂いも楽しみながら、植物の力を皮膚へ与えることもできます。しかし、3歳未満のお子さんに対しては、精油の力が強く現れてしまう可能性があるため、使用できないことをご存知ですか?そのため、キャリアオイルという精油と合わせるためのベースとなる植物性のオイルを使用していきます。

オイルにはさまざまな種類がありますし、アレルギーなどの心配もあるかもしれません。
そこで、初めてのマッサージは、オイルを使わずにお洋服の上から行ってみてはいかがでしょうか。
私が提供するベビーマッサージは、オイルなしでお洋服の上からでも同じように行っても意味があるものです。一番大切なのは、ベビーマッサージがスキンシップのひとつとなり、赤ちゃんとママとパパが時間を共有し一緒に幸せを感じることだから。「キャリアオイルを使ったベビーマッサージは、もっとゆっくりできるときにしよう。今日はこのままギュッてしながら、お手てをやってあげようかな。」で、いいんです。「少しずつ」を継続していけるほうが、赤ちゃんの成長度アップの近道につながっていきます。

これで準備は完璧です。
ワクワクしてきましたね!
次回は、キャリアオイルについても知りながら、実際にベビーマッサージをやってみましょう。

Saori

Saori

1989年生まれ。看護師。
看護師養成高校在学中に見学した出産に感動。
生命の誕生の素晴らしさに魅せられ、母子に関わる看護の領域へ。


NICU(新生児集中治療室)での勤務経験から、病院の中だけでなく、地域や家庭の中でもできる、赤ちゃんやお母さん、家族のケアの周知に取り組む。


「治す」ではなく「全体を整える」、ホリスティックな視点をベースに、妊活・妊娠・出産・子育てに悩む女性に、健やかな身体作りを提案している。


国際ホリスティックセラピー協会チャイルドボディセラピスト1級
チャイルドボディセラピストインストラクター

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